チョウザメはどんな魚?
アクアポニックスで育つお⿂は淡⽔⿂。
チョウザメは似ているだけで、サメの仲間ではありません。
蝶に似たウロコを持つサメに似た魚。だからチョウザメと呼ばれます。
なんと3億年前から姿を変えずに現在まで⽣息する古代⿂なのです。
古代魚 チョウザメとは?
地球上で古い時代から存在しており、一般的な現代の魚とは異なる特徴をもっています。
古い時代から存在していることから、頑丈そうに思われますが、実は水質にとても敏感です。
高水温が苦手で、酸素がいっぱい溶けた水質を好みます。
水が循環し、流れがある環境を整えることが大切です。
Turquoiseでは、強力な酸素供給が可能なろ過機と豊富な利根川水域の井戸水を使用して常に酸素と水温を快適に保っています。
また、食べるのが遅くて上手ではありません。サメと聞くと鋭い歯を思い浮かべますが、歯はありません。
口元のヒゲで底に沈んだエサを探して丸のみします。
Turquoiseでは、体重ごとに魚体サイズを選別し、個体にあった大きさの餌を一日に複数回に分けて給餌して育てています。
キャビアだけにとどまらない新たな美味しさを
チョウザメといえばキャビアですが、魅力はそれだけにとどまりません。
実は捨てる所がないと言われる魚です。
チョウザメは鯛やヒラメと同じ白身魚で、サメと違って腎臓を有しているため、サメ特有のアンモニア臭はありません。
その身はフグに似た食感とブリにも似た旨味ともいわれています。
また骨は軟骨が多く、骨まで食べることが可能で、皮やヒレにはコラーゲンがたっぷりでカルシウムも豊富です。
そのおいしさ、キャビアの希少性なども相まってヨーロッパではロイヤルフィッシュ、中国では煌魚(エンペラーフィッシュ)とも称され、かつては王侯貴族に愛され献上されてきた高級魚でもあります。
さらに近年の研究で栄養価も非常に豊富であると判明しました。
グルタミン酸をはじめとした各種アミノ酸が豊富な上に、抗酸化作用が高く、料理にコクを生み出すカルノシンが非常に多く含まれた食材です。
アクアポニックスで養殖可能な生物
水産養殖では様々な生物を養殖することが可能です。
アクアポニックスの最適温度環境は、植物・微生物・魚類の好む温度帯となり、22℃から24℃で管理することが多いため、この温度で成長しやすい淡水魚が好ましいとされています。
最先端の技術により冷水を好む魚や、海水魚なども育てられるようになっています。